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More model information神奈川県箱根町元箱根/国指定重要文化財・国指定史跡/永仁4(1296)年/安山岩製
元箱根磨崖仏・俗称二十五菩薩の南方、精進池の湖畔に所在する。現在は不整方形の基壇上に置かれ、頂部に後補の宝珠を載せる。大規模な宝篋印塔で基礎から笠まで265㎝の高さがある。笠の軒から軒下2段の側面には宝篋印陀羅尼の梵字を刻み、塔身の主尊は胎蔵界四仏種子を基本としつつアク面に釈迦坐像を厚肉彫りとしている。基礎の3面に長文の銘があり、北面は□円房祐禅を本願主とする永仁4(1296)年の願文、西面は「大工大和国所生…大蔵安氏」を含む交名、東面は「良観」(忍性)を供養導師とする正安2(1300)年の銘文となっている。北・西面を当初銘、東面を追刻とみる永仁4年造立・正安2年追刻説、各面を同時とみる正安2年造立説がある。東国における初期宝篋印塔の代表例として知られている。大工「大蔵安氏」は、大和額安寺宝篋印塔(https://skfb.ly/oNY69 )の「大蔵安清」の子とも推測されている。
2023/10/23撮影 2023/10/26公開 撮影画像/646枚 Metashape
【基礎銘文】 正面➡https://skfb.ly/oQLpZ 右面➡https://skfb.ly/oQLpV 左面➡https://skfb.ly/oQLpP
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